2021年01月23日
くっだらねえ!:
これは、師匠と弟子の美しい物語です。
現役時代、私は、高3の夏から町田にある「ソフィア早慶予備校(現在は廃校)」というところに通って、随分英語を鍛えてもらいました。
自宅のある座間からも近いし、浪人しても、そこに通うでいいかな、、、とも思っていたのですが。
「男たるもの、広いフィールドで勝負すべし」という思いに駆られ。
千駄ヶ谷にある、「河合塾 東京本校」に通うことにしました。
模試の成績で、「早慶クラス」にも入れたのですが、浪人当初は上智志望だったので、一つ下の「JAR(上智・青山・立教)クラスに入りました。
英語強めのクラスでしたね(国語は少し弱かったかも)。
個性豊かな講師の方の講義を聞けて、大いに知的刺激を受けました(予習・復習は完璧にこなしました。朝も、だいたい1番に行ってたな)。
その中で、英語で一番人気だったK先生(推定年俸1億6千万円、推定愛人数12人:記事にしました)に、引き抜かれて、代ゼミから移籍したS先生がいました。
推定年収は分かりませんが、五千万くらいはもらっていたのではないでしょうか(当時はまだバブル)。
今では、東進で人気の林先生でも、おそらくはそれくらいではないかと、、、(予備校の収入だけなら)。
ま、お金の話は置いといて。
私がうら若き青年から、ハゲたおっさんになって、でも予備校講師としてブイブイ言わせていた頃。
私が浪人時代に在籍していたのとは別の校舎ではありますが、S先生と、同じ教壇に立つことになりました。
最初に、講師室に挨拶に行った時には、名刺を渡して、「私は先生の教え子です」と伝えました。
後ほど、他の予備校で一緒だった先生に、「S先生、哲人さんのこと、可愛いって言ってたよ」と教えてくれました。
S先生、私と同じ校舎の時は、校舎1番の大御所だったんじゃないかな。
宿泊するのにとってもらうホテルも、我々一般講師とは別格でした。
その校舎で、おそらく一番人気だった先生(180人の生徒全員から、アンケートで「満足」をもらった先生!)とは、まだ連絡を取り続けております。
その先生は、生徒に、「哲人先生って、変わってるよね」と言っていたらしいですが、、、。
私、その頃、ハゲを絡めた「レクチャーネーム(ペンネーム)」にしていたんですね。
そして、ある日の講義前。
講師用のエレベータの中で、S先生と同席しました。
S先生は、私に向かって真面目な顔をして。
「哲人先生のペンネームは、何か政治的に深い意味があるのですか?」と聞いてきました。
※ちょっと補足しますと、河合塾の講師は、全共闘などでブイブイ言わせていた人も多く、政治の話が大好きなのです。私が浪人生の時は、ちょうど昭和天皇が崩御した年だったので、「右翼が河合塾に襲撃に来る」なんて噂もありました。そして、自粛ムードが流れる中、K先生は、「河合塾は自粛なんてしませんよ。いっそのこと、追悼記念模擬試験でもやりましょうか?」なんてジョークを飛ばしておりました。
S先生の話に戻って。
真面目な顔をして、真面目な質問をしたS先生に向かって。
私は、こう答えました。
「いえ。女子高生に『ハゲ!』と言われた時の対抗策として、この名前にしてるんです」と答えたら、、、。
「くっだらねえ!」と吐き捨てて、S先生は講義に向かって行きました。
獅子舞。
釣哲人
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現役時代、私は、高3の夏から町田にある「ソフィア早慶予備校(現在は廃校)」というところに通って、随分英語を鍛えてもらいました。
自宅のある座間からも近いし、浪人しても、そこに通うでいいかな、、、とも思っていたのですが。
「男たるもの、広いフィールドで勝負すべし」という思いに駆られ。
千駄ヶ谷にある、「河合塾 東京本校」に通うことにしました。
模試の成績で、「早慶クラス」にも入れたのですが、浪人当初は上智志望だったので、一つ下の「JAR(上智・青山・立教)クラスに入りました。
英語強めのクラスでしたね(国語は少し弱かったかも)。
個性豊かな講師の方の講義を聞けて、大いに知的刺激を受けました(予習・復習は完璧にこなしました。朝も、だいたい1番に行ってたな)。
その中で、英語で一番人気だったK先生(推定年俸1億6千万円、推定愛人数12人:記事にしました)に、引き抜かれて、代ゼミから移籍したS先生がいました。
推定年収は分かりませんが、五千万くらいはもらっていたのではないでしょうか(当時はまだバブル)。
今では、東進で人気の林先生でも、おそらくはそれくらいではないかと、、、(予備校の収入だけなら)。
ま、お金の話は置いといて。
私がうら若き青年から、ハゲたおっさんになって、でも予備校講師としてブイブイ言わせていた頃。
私が浪人時代に在籍していたのとは別の校舎ではありますが、S先生と、同じ教壇に立つことになりました。
最初に、講師室に挨拶に行った時には、名刺を渡して、「私は先生の教え子です」と伝えました。
後ほど、他の予備校で一緒だった先生に、「S先生、哲人さんのこと、可愛いって言ってたよ」と教えてくれました。
S先生、私と同じ校舎の時は、校舎1番の大御所だったんじゃないかな。
宿泊するのにとってもらうホテルも、我々一般講師とは別格でした。
その校舎で、おそらく一番人気だった先生(180人の生徒全員から、アンケートで「満足」をもらった先生!)とは、まだ連絡を取り続けております。
その先生は、生徒に、「哲人先生って、変わってるよね」と言っていたらしいですが、、、。
私、その頃、ハゲを絡めた「レクチャーネーム(ペンネーム)」にしていたんですね。
そして、ある日の講義前。
講師用のエレベータの中で、S先生と同席しました。
S先生は、私に向かって真面目な顔をして。
「哲人先生のペンネームは、何か政治的に深い意味があるのですか?」と聞いてきました。
※ちょっと補足しますと、河合塾の講師は、全共闘などでブイブイ言わせていた人も多く、政治の話が大好きなのです。私が浪人生の時は、ちょうど昭和天皇が崩御した年だったので、「右翼が河合塾に襲撃に来る」なんて噂もありました。そして、自粛ムードが流れる中、K先生は、「河合塾は自粛なんてしませんよ。いっそのこと、追悼記念模擬試験でもやりましょうか?」なんてジョークを飛ばしておりました。
S先生の話に戻って。
真面目な顔をして、真面目な質問をしたS先生に向かって。
私は、こう答えました。
「いえ。女子高生に『ハゲ!』と言われた時の対抗策として、この名前にしてるんです」と答えたら、、、。
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Posted by Mr. Intelligence at
18:15