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釣りを単なる娯楽・狩猟本能の充足に留めず、一連の統合した知的作業、さらには個人の「哲学」「美学」にまで昇華することを目指す話題作。

単なる気晴らしではなく、覚悟と明晰な思考と知性を読者に要求するブログを目指します。

大衆に媚びを売るのでなく、低俗化を避け、文化的水準の維持、各個人の知的水準の向上を目指します。

2024年05月24日

理想の管理釣り場8【釣り人の裾野の拡大は必要か?】

こんばんは。

大人気の?復刻記事です。

このシリーズ、書いた時は大変だったけど、書いといてよかったわあ。

自分でも楽しめるし、なかなか読み応えある。

あなたは、どう思いますか?

釣哲人

<以下本文>

釣り人の裾野の拡大のために」と言うことが、金科玉条の如く語られることがあります。

「そのために、初心者の育成(敷居を低くする、保護、優遇など)が必須」と言うことですが、、、。

本当にこれ、必要ですかね?

まずは、現状を把握しましょうか。

釣り人の人口って、減ってるんですかね?

私は管釣りを中心にやって来たので、どうしても管釣り中心で見てしまうのですが、、、。

私が管釣りを始めた頃と比べると、管理釣り場の数は爆発的と言って良いほど増えてますよ。

そして、そこに来る釣り人の数も。

裾野FP、うらたん、FAほのぼのなどは、行くのが嫌になる程混み合っております。

これ以上、人間は必要なんですかね?

受け皿は、あるんですか?(笑)。

うらたんなんて、昔は平日は数人が普通、貸切も珍しくなかったです。

それでも経営は成り立っていたのですから、それくらいの人数でも、管釣りの経営は十分に成り立つ、と言うことでしょう。

「もっともっと人を増やすべき」と言う意見は、簡単に首肯はしたくないです。

「昔の裾野は良かったなあ」「昔のうらたんは良かったなあ」「昔のほのぼのは良かったなあ」と感傷に浸っているからだろ、と思われても、仕方がないですが。

本当に、夢のような釣り場でした(味わってみたい人も、いるのでは?)。

だから、「人数が増えることが絶対的に良い」とは信じられません。

一人当たりの満足度は、下がっているのでは?とすら思います。

ところで。

何故、「人数が増えると良い」のでしょうか?

釣り場にたくさん人が来るから?釣り場が儲かるから?

管釣りは、人が増えれば、その分だけトラブルも増えるし、放流だってしなければならないですよね?(一人当たりの分け前は、増えるのでしょうか?)

自然の釣り場、例えば中禅寺湖に、毎日解禁日並みの人が訪れたら、どうなるでしょうか、、、、?

乱獲で、あっという間に釣れなくなり、訪問する人がいなくなっちゃいますよね、、、。

「釣り場の発展」「釣り業界の発展」って、少なくとも数十年のスパンの話で、「数年保てば良いや」という話ではないですよね、、、?

持続可能な発展が必要です。

そのために何が必要か?という観点で考えてみましょう。

「人が増える」と言っても、その「人」の性質は様々です。

例えば、中禅寺湖。

初心者は、たまにしか釣れないでしょう。

そういう意味では、魚を傷めませんが、、、。

珍しく釣れたことが嬉しく、魚を持ってニコぱちしたり(地面に落としたり)、長々と写真を撮ったりすると、魚は傷みますよね、、、。

管釣りも、同様。

「初心者ばっかりの池」に、入りたいと思いますか?

初心者ばっかり増やしても、あんまり「発展」しないと思うんですよね。

その初心者が、「成長」しないと。

道具だって、安いのしか買わなければ、ただでさえ利益率の低い(?)釣り業界が、ますます儲からなくなっちゃうじゃないですか。

ここで、ある程度、結論が見えてくるはずです。

「質の高い(お金をたくさん使う)」釣り人を増やすべきではないでしょうか。

いや、もっと言うと。

「数」から「質」へのシフトが必要ではないでしょうか。

「裾野の拡大」と言って人数を増やすことばかり考えるのは。

「昭和の高度成長期、人口が爆発的に増えていた時」のビジネスモデルではないでしょうか?

人口が確実に減少していくことが確実なこの令和の時代に、人数を増やすことに頼った方針をとるとは、、、、。

あまりにビジネスセンスがありすぎて、言葉も出ません(もちろん、皮肉です)。

これからは、「質の向上」を目指して、ビジネスを構築していかないと、通用しないんじゃないですかね、、、?

「質の向上」とはつまり、「一人当たりの単価の向上」です。

釣り場で言えば、入漁料の値上げ。

釣り具で言えば、高単価商品の増加、VIP客の囲い込みです。

「それじゃあ、貧乏人が釣りができなくなっちゃうよ」と言う人がいるかも知れません。

冷たいようですが、やむを得ないんじゃないですかね。

頑張って、お金を稼ぐしかないんじゃないでしょうか。

そのための方法も、このシリーズで紹介していく予定です。

それにしても、、、。

釣り業界は、「平等」があまりにも行き渡った業界だと思いますよ。

釣り場だって、「早いもの順」ですよね?

開成の1級ポイントの話をしましたが、ああ言うところは「VIP席」にして、特別高い料金を取っても良いですよね?

そしたら、そこには入れない人も「しょうがないよね」という気にもなる(?)でしょうし、クロスキャストしたら、割増料金も取れます(笑)。

釣り場料金だって、依然低いままだし(FAほのぼののオールリリースは、確か1日3500円ですよね?大人が一日遊んで3500円て、、、)。

釣り道具だって、今は安くて良い道具がいっぱいあるじゃないですか!。

これは、高単価商品で得た利潤でなんとか利益を確保し、その分、利益度外視で安価製品を開発・製造出来ている部分も、あると思いますよ。

だから、初心者(いつも安価な商品を買う人)は、上級者(比較的高額商品を買う人)に、感謝しても良いと思いますよ。

逆に、上級者は。

「初心者は、あんまり釣らない割に同じ入漁料を払ってくれるんだから、その分の魚が自分たちに回ってくるんだ」と初心者に感謝すれば良いんじゃないでしょうか?

※だから初心者が「釣れない」ことは、ある意味正しい訳です。

こうして、釣り場には感謝の循環が起こり、平和的共存が可能となるわけです(笑)。

辞めちゃう問題について。

「釣れないと、初心者は、辞めちゃうよ」と言われます。

だからフェザーの使用を認めろ、上級者は釣り過ぎるな、初心者は特別扱いしろ、、、。

いろんな文脈で語られますが。

やめれば良いじゃないですか?

なんで、引き止めるんですか?

「アイツ、部活やめるってさ」の記事でも書きましたが。

本人が辞めたいのであれば、辞めさせるのが、本当の「優しさ」ではないですか?

あなたが釣りを「楽しい」と思っていても、本人は「楽しい」と思ってない訳ですから。

感性の異なる他人に、「俺が釣りの楽しさを教えてやる」なんて、おこがましいにもほどがありますよ。

私自身の話をしましょう。

私は、大学時代の4年間を、ボクシング部で過ごしました。

「辞めよう、辞めるべきだ」とは思っていたのですが、その度に、色々事件が起こりまして、、、。

オフには三迫ジムに通ってプロとスパーリングして、彼女も作らず(できず)、めちゃめちゃ努力はしましたが、、、。

絶望的に、センスがなかったですね。

「お前、センスないから、もう辞めたほうがいいよ」と助言してくれる人がいたら、どれだけ良かったか。

三年次で、全て必要単位は修了していたので、四年次は、一度も学校に行かなくても、卒業できました(立教の法学部は、1/4が留年するほど単位認定が厳しかったのですが、その分、早めに単位を取れば、卒業が可能だったのです)。

それなのに、ボクシングを続けるために、海外旅行も行かず、大好きな釣りも行かず、途中から授業もゼミも出ず、ボクシングに打ち込みましたが、、、。

一年次が、1戦して1敗、そこで辞めようとしたのですが、「0勝1敗で辞めるのって、どうよ」と思って「2勝1敗になったら辞めよう」と思って、2年秋でそれを達成するも、ひょんなことから先輩の代わりに出た入れ替え戦で、相手の主将相手にスプリット・ディシジョン(1-2)の判定で破れて、悔しくって辞められず、3年で後楽園ホールデビュー、3連敗で辞めようかと思ったらそのあと3連勝、「立教スポーツ」に写真入りで掲載され、女子にモテモテ(これは正直、狙っていた)、途中から授業も放棄して、万全の体制で臨んだ四年次は、まさかの敗北もあり1勝4敗の成績、大きく負け越したまま引退です(引退したら、すぐに彼女が出来ました)。

しばらく、ボクシングについては考えたくなかったですね。

「三年次で辞めとけば、、、」って、いまだに思うことがあります。

大学卒業後は、留学して、日本語教師になるつもりだったんです(親に、「費用は出すよ」と言われてました)。

そのつもりで、英語も勉強してたし。

でも、ボクシングに集中するために授業に出なくなって、勢いでボクシング部の先輩に勧められるままに、自分に適性のない金融機関に就職し、、、。

そこから、私のキャリアは、大きく崩れましたね。

結果的に、今の妻と出会えたから良かったものの、、、。

それがなかったら、ホント、自分の人生、何だったんだろう、と思いますよ(笑)。

長くなりましたけど。

「適性(センス、素質と言い換えてもいい)が無いことを続けても、本人のためにならないんじゃ無いですか?」というのが、私の言いたいことです。

「釣れないとつまらない」っていうのは、本人に適性がないんですよ(あるいは、指導が悪いか)。

そんな人を「裾野の拡大」のために引き止めておくのは、「釣り業界のエゴ」であり、本人のためにもならないんじゃないですかね。

リリースしてあげましょうよ。

その代わり、「本当に釣りが好きな人」を喜ばせることを、考えればいいじゃないですか。

もう、お分かりかと思うのですが。

「量から質への転換を図りましょう」というのが、私の提案です。

つまり、熱心な釣り人をどんどん楽しませましょう、ということです。

今いる人に、もっと熱中させる。

そして、お金もどんどん使ってもらう。

釣り人口が1/10になっても、まだまだやれるくらいで考えてはいかがでしょうか。

経済的規模で考えるのであれば、、、。

「使っている人に、もっと使わせる」施策が良いと思いますよ。

私は最盛期、一年で500万円以上、釣りに費やしました。

これ、初心者何人前ですかね?

釣り場の人数が、1/10になったら、かなり快適で、満足度がupすると思いますよ!

どうせ人数は減るのですから、それを前提に、一人当たりの単価を上げるほかないじゃないですか。

ということで。

「釣り人の裾野拡大は不要」というのが、私の考えです。

「そんなことしたら、釣りをする人がいなくなっちゃうよ〜」という方。

ご心配なく。

人間には、進化の過程も含めて、何億年と時間をかけて獲得してきた「狩猟本能」があります。

この本能に基づいた趣味である「釣り」は、不滅です。

仮に政府が全面禁止をしようものなら、暴動が起きますよ!(私も、参加すると思います)。

あなたは、いかがですか?

ご意見は、コメント欄まで。

あ!!

閉鎖してますね!(再々)。

釣哲人

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