2020年05月04日
モラルが下がる!?:
大学受験予備校でフリーの英語講師として色んな予備校を渡り歩いていた時。
ある中堅予備校で。
授業前、担当チューターと打ち合わせをしている時に。
チューターが。
「それを言うと、生徒のモラルが下がるんですよね、、、」と言うので。
私は。
「え!?下がるのはモラールですよね?」と聞き返しました。
可能性としては。
このチューター。
'moral「道徳・品行(モラル)」'と'morale「士気(モラール)」'を混同して、あるいは、ひょっとしてその違いも分からず使っているのだろうか、、、?
教務室でその会話を聞いていた他の講師は、「我々はそう言うところ、こだわるんですよね」と笑っておりましたが、、、、。
そのチューターは。
「モラルが下がるんです」と頑な。
私は、そのチューターのモラールを下げてしまったのかもしれません。笑。
生徒の士気を上げるのは、講師の大事な仕事、いや、それのみが仕事といってもいいくらいだが、生徒の「道徳(心)」って、、、。
何?
予備校での道徳って、、、。
「授業を真面目に聞いて、ノートをとる」とか。
「自習室で騒がない」ってことか?
だとしても、それを守らせるのは、学校側の仕事で、講師の仕事ではない。
授業前の貴重な時間を使って打ち合わせることではない。
一体どうなんだ?
議論が成り立ってないじゃないか。
まずは、言葉の定義や議論のテーブルを明確にしないと、、、。
リールフットのゆるいタックルで釣りをするようなもので、不安定極まりない。
時間の無駄を生む蓋然性が高い。
大体、「道徳」って、「下がる」ものなのか?
「道徳心が低い」と言うのなら、まだわかるが、、、。
ここ。
「やる気が落ちるんですよね」と言えば、済む話じゃないのか?
なぜ(和製)英語を使うのか。
その方が、明確に意味が伝わると思っているのだろうか?
いや、むしろ、曖昧にして、こちらを煙に巻くつもりか?
そして問題が起きたら。
「勝手にそちらがそう思っただけでしょ」って。
そんなことがないように、相手の不明確さは、その場で、徹底追及した方がいいですよね。
日本には、「空気を読む」だの「察する」だの「阿吽の呼吸」だのがありますが、、、。
明確さを必要とするビジネスの場で、それを相手に要求しますかね。
明らかな誤字脱字、スペルミスなんかは、意味を取り違える危険は少ないので、「あ、ミスね」と分かりますが、、、。
(こう言うところで鬼の首を取ったように喜ぶのは、ハッキリいって「アホ」だと思う。レベル低すぎ)
意味を取り違えかねない誤用は、、、。
双方にとって、不幸を呼ぶ原因ではないでしょうか。
日本語で表現すればいいのに。
これ、昔にも話しましたが。
建築会社で、パンフレットを作る時。
「標準仕様」のところで、standerd(念の為、正しくはstandard)と書いてあり。
建築施工例のところで、exampleと書いてあったので。
両方指摘しました。
すると。
standardの方はなおしましたが、exampleはそのまま。
「我々の建築施工例は、抽象概念ではなく、実態を伴う形あるものなので、examplesにしないとおかしいです」と、きちんと伝えたのですが、、、。
その意味を、理解できなかったのでしょうか。
これ、わかる人が見たら、exampleの方が、痛い間違えですよ。
「なんだ、この建築屋、テンプラかよ」って思います。
standerdの方は、「あ、スペルミスね」で済むでしょうが。
パンフレットは、会社を代表する「顔」(それだけで判断されてしまうこともあります)なので、このあたりは、きちんとすべきだと思うのです。
私が伝えたことが、担当者の理解の領域を超えていたのでしょうか。
それとも、「建築例」をあくまで抽象概念に留めたかった担当者のこだわりか?
よく分からん。
その会社の顧客層は、多くが年収2000万オーバー、私の顧客に至っては、ほとんどが東大京大慶応早稲田卒の人だったので、、、。
その辺りは、こだわらないといけないと思うのです。
人は、同じ文化を持つ人と取引したい生き物ですから。
私が、顧客宛に'News Letter'を発行していた時。
「ニューズレターとお読みください」と書いたら。
京大卒のお客様から。
「哲人さんの『ニューズレター』は、、、」と言う風にちゃんと反応してくれましたよ!
この辺りがカッチリ噛み合ってないと、意思疎通(コミュニケーションと言わないところがいいでしょ?)に齟齬を来たします。
一時期、このブログと兄ブログについて。
「一定の知的水準のない方は、読むのをお控えください」と書いておりました。
人によっては、嫌味に取られかねない、いや、取られてもしょうがない表現だと思いますが、、、。
前提条件がずれているところで意思を疎通しようとすると、、、。
無駄な軋轢や誤解を生じ兼ねません。
人によっては。
「難しい言葉は使わないでほしい」と思うかもしれません。
そんなところに気を使うのが嫌なのです。
私のブログは、私のブログを読めて、正しく理解できる人だけに読んでもらえればいいと思っております。
どんな人に読んでもらいたいか。
「ターゲティング」ですよ。
それがまたこのブログの「個性」になり、唯一無二の価値を持つようになればいいな、と思います。
このブログの代わりになりそうなもの、どこかにありますかね、、、?
あまり見かけない気がします。
あなたはいかがですか?
釣哲人
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チューターが。
「それを言うと、生徒のモラルが下がるんですよね、、、」と言うので。
私は。
「え!?下がるのはモラールですよね?」と聞き返しました。
可能性としては。
このチューター。
'moral「道徳・品行(モラル)」'と'morale「士気(モラール)」'を混同して、あるいは、ひょっとしてその違いも分からず使っているのだろうか、、、?
教務室でその会話を聞いていた他の講師は、「我々はそう言うところ、こだわるんですよね」と笑っておりましたが、、、、。
そのチューターは。
「モラルが下がるんです」と頑な。
私は、そのチューターのモラールを下げてしまったのかもしれません。笑。
生徒の士気を上げるのは、講師の大事な仕事、いや、それのみが仕事といってもいいくらいだが、生徒の「道徳(心)」って、、、。
何?
予備校での道徳って、、、。
「授業を真面目に聞いて、ノートをとる」とか。
「自習室で騒がない」ってことか?
だとしても、それを守らせるのは、学校側の仕事で、講師の仕事ではない。
授業前の貴重な時間を使って打ち合わせることではない。
一体どうなんだ?
議論が成り立ってないじゃないか。
まずは、言葉の定義や議論のテーブルを明確にしないと、、、。
リールフットのゆるいタックルで釣りをするようなもので、不安定極まりない。
時間の無駄を生む蓋然性が高い。
大体、「道徳」って、「下がる」ものなのか?
「道徳心が低い」と言うのなら、まだわかるが、、、。
ここ。
「やる気が落ちるんですよね」と言えば、済む話じゃないのか?
なぜ(和製)英語を使うのか。
その方が、明確に意味が伝わると思っているのだろうか?
いや、むしろ、曖昧にして、こちらを煙に巻くつもりか?
そして問題が起きたら。
「勝手にそちらがそう思っただけでしょ」って。
そんなことがないように、相手の不明確さは、その場で、徹底追及した方がいいですよね。
日本には、「空気を読む」だの「察する」だの「阿吽の呼吸」だのがありますが、、、。
明確さを必要とするビジネスの場で、それを相手に要求しますかね。
明らかな誤字脱字、スペルミスなんかは、意味を取り違える危険は少ないので、「あ、ミスね」と分かりますが、、、。
(こう言うところで鬼の首を取ったように喜ぶのは、ハッキリいって「アホ」だと思う。レベル低すぎ)
意味を取り違えかねない誤用は、、、。
双方にとって、不幸を呼ぶ原因ではないでしょうか。
日本語で表現すればいいのに。
これ、昔にも話しましたが。
建築会社で、パンフレットを作る時。
「標準仕様」のところで、standerd(念の為、正しくはstandard)と書いてあり。
建築施工例のところで、exampleと書いてあったので。
両方指摘しました。
すると。
standardの方はなおしましたが、exampleはそのまま。
「我々の建築施工例は、抽象概念ではなく、実態を伴う形あるものなので、examplesにしないとおかしいです」と、きちんと伝えたのですが、、、。
その意味を、理解できなかったのでしょうか。
これ、わかる人が見たら、exampleの方が、痛い間違えですよ。
「なんだ、この建築屋、テンプラかよ」って思います。
standerdの方は、「あ、スペルミスね」で済むでしょうが。
パンフレットは、会社を代表する「顔」(それだけで判断されてしまうこともあります)なので、このあたりは、きちんとすべきだと思うのです。
私が伝えたことが、担当者の理解の領域を超えていたのでしょうか。
それとも、「建築例」をあくまで抽象概念に留めたかった担当者のこだわりか?
よく分からん。
その会社の顧客層は、多くが年収2000万オーバー、私の顧客に至っては、ほとんどが東大京大慶応早稲田卒の人だったので、、、。
その辺りは、こだわらないといけないと思うのです。
人は、同じ文化を持つ人と取引したい生き物ですから。
私が、顧客宛に'News Letter'を発行していた時。
「ニューズレターとお読みください」と書いたら。
京大卒のお客様から。
「哲人さんの『ニューズレター』は、、、」と言う風にちゃんと反応してくれましたよ!
この辺りがカッチリ噛み合ってないと、意思疎通(コミュニケーションと言わないところがいいでしょ?)に齟齬を来たします。
一時期、このブログと兄ブログについて。
「一定の知的水準のない方は、読むのをお控えください」と書いておりました。
人によっては、嫌味に取られかねない、いや、取られてもしょうがない表現だと思いますが、、、。
前提条件がずれているところで意思を疎通しようとすると、、、。
無駄な軋轢や誤解を生じ兼ねません。
人によっては。
「難しい言葉は使わないでほしい」と思うかもしれません。
そんなところに気を使うのが嫌なのです。
私のブログは、私のブログを読めて、正しく理解できる人だけに読んでもらえればいいと思っております。
どんな人に読んでもらいたいか。
「ターゲティング」ですよ。
それがまたこのブログの「個性」になり、唯一無二の価値を持つようになればいいな、と思います。
このブログの代わりになりそうなもの、どこかにありますかね、、、?
あまり見かけない気がします。
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Posted by Mr. Intelligence at 16:44
│人間観察