2019年03月16日
釣りがウマイって、、、?
こんばんは。
昔、このブログでコメント欄を開放していた頃、ある方、私のブログのファンを自称する方から、こんな話をいただきました。
「釣り師なんて、みんな自分が一番だと思っているのだから、それでいいじゃないですか」と。
概ね、私もこの意見に賛成です。
ただ、「一番」というところは若干引っかかりますが、、、。
まあ、皆さん、自分は「ウマイ」と思ってるんじゃないですかね。
それでいいと思います。
「いや、自分はいつもトーナメントで打ちのめされて、下手さを痛感している」という方だって、自分に足りないものを補えば向上する、少なくとも、自分にはその素養があると思っているのではないでしょうか。
「いくらトーナメントに出ても上達しないし、いつかは優勝!なんてとんでもない!!」という方は、いたとしても、ごくごく少数の例外的存在ではないでしょうか。
みんなが「俺って釣りウマ!」と思っている世界が、平和でいいのではないでしょうか。
私は、そう思います。
ブログでも、タイトルや紹介文に、「初心者」や「ヘタ」と入れている方もいますが、その方のコメント欄に徐に現れて、「ホントにあなたはヘタ(初心者)」ですね」なんて言おうものなら、まあ、嫌われるでしょうね(「自分で言ったんやないか!」というツッコミを受け入れてくれるのでしょうか?)
ということは、、、。
あれは、嫌われないためのマーケティング戦略か、相手に攻められないための自己防衛策か、はたまた日本人の「謙譲の美徳」の実践でしょうか?
一番最後のかもしれないけど、だからと言って、それを他の人にも実践しろ、と強制するのはおかしいですよね(どこかでそんな文章を見たことがあります)。
朝霞ガーデンで、スプーンで20匹か30匹釣った時、「俺も成長したなあ、、、」と思いつつ記事を書きました。
まあ、最初に行った時が、3時間で3匹でしたからね。
Xスティックとか、極小プラグなんかを使って本気で釣って。
その「我ながら成長したなあ、、、」という気持ちが、文全体に溢れ出ていたのでしょうか。
「偶然だ」「たまたまだ」「朝霞なんて簡単だ」などのお言葉をいただきました。
こういう発言をする人の心理は、、、、なんだと思います?
少しずつ読み解いてまいりますので、皆さんも予想してくださいね。
さて、本題に入りましょう。
「釣りがウマイ」って、どんなことを言うのでしょうか。
同じ条件下で、他の人よりも多く釣ることでしょうか。
こう言うと、すぐにトーナメントを想像するかもしれません。
確かに、トーナメントは、できるだけ公平に、同じ条件下で競えるように工夫がされています。
確かに、同じトーナメントに出て、1回戦で敗退する人と、決勝まで勝ち進む人では、後者の方が、ウマイと言えるのかもしれませんね。
でも、釣りがウマイ人がみんな、トーナメントに出ているのでしょうか。
また、トーナメントに出てよく勝つ人が、いつも他の人よりも釣るのでしょうか(トーナメント以外のシーンでも)。
今まで釣りを長くしてきて、色んな人と一緒に釣りをしたり、遠くから近くから他人の釣りを眺めました。
その中には、トップトーナメンターや、雑誌にもよく出ている有名人、有名ブロガーなどもいます。
その中で、私が今まで、「この人、本当にウマイ」と思った人は、二人。
柏木さんと、いつか記事にしたうらたんの常連さんです。
どちらも、上の3つのどの範疇にも入ってないですね(柏木さんは、昔はよく雑誌に出てたけど)。
なぜこの人たちを上手いと思ったのか。
これもいつか記事にしましたが、柏木さんは、私たちの目の前で、津久井湖で、トップで岸からバスをヒットさせたこと。
うらたんの常連さんは、昼間にふらっときて、私を含めた他の人がすでに攻めたポイントを再び攻めて、ちゃんと結果を出すんですね。
つまり、二人とも、目の前で実際に釣って見せてくれてるんですよ。
キャストのうまさやルアーの選定の正しさ、巻きが一定であるのか、泳層が一定であるのか、、、など、諸々要素はあるのかもしれないけど、結局それが釣果につながっていないと、「上手い」と認識できないんですよね。
「上手い」とは、誰にとって「上手い」のか。
トーナメントの常勝者は、トーナメンターの間ではヒーローかもしれませんが、ネイティブの釣り人から見たらどうなのか?
また、釣りとは関係ない人から見たらどうなのか?
観光客が、二人の釣り人を同時に眺めていたとします。
一人はスプーンを使い、一人はフェザージグを使っていたとします。
スプーンの人が1匹釣る間に、フェザージグの人が5匹釣ったとします。
観光客から見て、どちらが「上手い」と見えるのでしょうか。
「いやいや、向こうが使っているのは、フェザージグだから!」という言い訳は、観光客には通じないと思います。
また、旅館などに泊まっても、聞かれるのは。
「釣れましたか?」ではないでしょうか。
一般人から見たら、関心ごとは、釣れたか、釣れないか、で、その中のこだわりというのは、どうでもいいことではないでしょうか。
だから「釣れ!」という訳でもないのですが、釣れると釣れないとでは、大きな隔たりがあるのではなかろうか、とは思うのですよ。
だから、「釣れる」ってことはすごく大切なことで、みんな早起きしてポイントを確保したり(中禅寺湖とか、すごいです)するのも、「少しでも自分がたくさん釣りたい!」っていう気持ちの表れではないでしょうか。
また、その気持ちが、自分の技術を磨こう、釣り師としての自分を向上させよう、という気持ちにもつながるのですから、一概に悪いこととは言えないと思います。
人は誰しも、多かれ少なかれ「自分は上手い」と考えているとは思うのですが、同時に、自分の隣にきた釣り人が、(自分よりも)上手い人なのかどうかも、察知するのかもしれませんね。
で、その人が、自分よりも下手に思えるのに、自分よりも釣ったとすると、、、。
「なんであんなに釣れるんだ」となります。
で、使っているルアーを確認して。
それがフェザージグだったりすると、「なるほどね」となります。
人によっては、「あんなルアーで爆釣するなんて、気分悪いな。禁止にしてほしい」と思うのかもしれません。
私も朝霞で、言われたことありますよ。「フロントフックとか、本当やめてほしい」って。聞こえるように。
私も、フロントフック仕様のルアーで何十匹かは釣っていますが、一度もスレがかりはないですよ(スローなためもあると思う)。
むしろ、「いったいこれで、どうやってスレがかりさせるんだ!?」と思うくらい。
スレがかりするやんけ!という気持ちもあるのかもしれないけど、縦釣りが釣れない釣りだったら、批判ももっと少ないと思う。
フェザーも、縦釣りも、「釣れるから」批判されている側面は、間違いなくあると思う。
どちらも、本当に上手くなるには、修練が必要(これ、すっごい昔に他人のコメント欄に書いたことがあります)ですが、確かに、「初心者にも釣りやすい」という側面があると思います。
批判されるのは、「俺より下手なはずのあいつが、自分より釣るのは許せん!」という気持ちも、ゼロではないと思います。
スプーンを駆使して沢山釣るのも、フェザーを使って沢山釣るのも、釣りとしては等価で、どちらがえらく、どちらが高尚ということはないと思います。
ただ、実際上、フェザーを禁止にしている釣り場が多いので、スプーンを使いこなせるようにした方が、行ける釣り場は増えるし、トーナメントにも参加しやすいですよね。
それだけの話じゃないでしょうか。
みんな自分が「上手い」と思い、それを認め合う気持ちがあれば、他人が自分より釣ろうが、隣の人がどれだけ釣ろうが、気にせず自分の世界に没頭すればいいんじゃないでしょうか。
なんで、他人が「俺は上手い!」というと腹が立つのか。
自分の立ち位置が危うくなるからじゃないですか。
ということは、多少の違いはあっても、同レベルですよ。
年の近い兄弟が喧嘩するのとおんなじです。
ボクシング部にいた時も、ものすごく強いやつと、ものすごく弱い奴の間には、イザコザは起きません。
強い者は強い者同士、弱い者同士は弱い者同士で張り合うものです。
だから「お前はヘタだ」「謙虚になれ」と私に言ってくる人は、残念ながらそのレベル、ってことですね。
本当にブッチギリで上手だったら、そんなこと言わないですよ。
コメントで、よくもらいましたよ。
「謙虚になれ」「俺の話を聞け(クレイジーケンバンドか?)」という旨のコメントを。
ストレス解消も兼ねて釣りをしているのに、なんであなたの承認欲求まで満たしてあげないといけないんですか。笑。
「お前のためだ」とおっしゃるかもしれませんが、、、どうぞお構いなく。
あなたの息子ではありません。笑。
反対にされたら、怒るクセに。笑。
あ、思い出した。
私のブログのこと。
ご存知の方もいるかもしれませんが、ちょっと前に、私のブログのことをすごくこき下ろした方がいて。
最後の方、もう私には構わないでくださいな、と言った時。
「彼のためを思って言っていることを、誰か理解させてくれ」と言っておりましたが、、、。
そうなの?
本気でそう思っているんだったら、やり方が本当にまずいですよね。
相手を頑なにさせてどうするんですか。
アレレ。
話が逸れてしまったよ。
誰かが、ブログ等で、「俺は上手い」的な空気を出している時に。
「お前なんか、大したことないよ」とわざわざ言ってくる人の心理の裏には。
ある種の「怯え」があるような気がします。
本当に自信があったら、そんなことはしないでしょう。
する必要がない。
みんな、上手。
少なくとも、そうなる可能性、土壌を持っている。
それで良いんじゃないですかね。
筆が進んできたついでに、一気に行ってしまいます。
「一日中『釣る』ためのルアーローテーション」の記事だったか。
いきなりフェザーやスティックを使ってしまうと、その後、ルアーの食いが悪くなる、ということを書きました。
大きめ、派手目のスプーンから初めて、徐々にアピールや重さを落として(この順番も間違えると、一日で釣れる量が変わってしまう)、スプーンとプラグをどの順番で使っていくかも考えて、仕上げにスティックやフェザーで釣り切る。
この楽しみ方なら、移動なしでも1日楽しめると思います。
「あの釣り人が釣った後は、ぺんぺん草も生えない」というのは、誉め言葉ですよね?
「他の釣り人のことも考えてほしい」とあなたは言うかもしれない。
では聞きますが、そのポイントで粘れば105匹釣れるはずなのに、あなたは5匹釣っただけで移動して、残りの100匹を他の釣り人に譲るのでしょうか?
いやいや、105匹釣って、「105匹釣ったぜ!このルアー(釣り場)最高!!」と、ブログに書くのではないでしょうか。
移動するのは、そのポイントで釣れなくなったから、他のポイントの方が釣れると思ったからで。
そう言う方が大多数だと思いますし、釣り人として自然の感情だと思います。
それで良いんじゃないですかね。
私の狭い経験の中での意見ですので、当たっているかどうか分からないし、学術的な裏付けがあるわけではない。
でも、「フェザーやスティックで一通り釣った後は、スプーンやクランクで中々釣りづらくなる」と言うのは、あると思います。
当時の記事には、魚の脳のある部分を刺激するのではないか、、、と言う自分の予想を書いておりましたが、この記述が正しいものかどうか、全くわかりません。
確かにそうですけど。
でも、それを言うのであれば、スプーンにせよ、クランクにせよ、先行者がいない方が圧倒的に釣れます。
それと同じじゃないですかね。
「釣り業界全体のことを考えて、、、」と言う方がいるかもしれませんが。
「釣り業界全体」って、どこからどこまでを指すんですかね?
フェザーを使う人も、釣具屋で買い物をし、入漁料を払って釣りをしているのでは?
釣り業界全体で思い出した。
昔、メールで直接やりとりしていた人に、「こんなクソブログ、辞めちまえ!」と言われました。
そうおっしゃるあなたの貴重な時間(人生の一部)を注いでいるので、「ひょっとして、あなたはクソ人生を生きているのですか?」と突っ込みたくなりましたけど、それは辞めておいて、「なぜ私のブログを読んでいるのでしょうか?」と尋ねると。
以前、私のブロブの間違った記述を鵜呑みにして、それをある講習会で披瀝して、参加者からイジメられ、それが原因で釣りをやめてしまった人がいる、そんなことがないように見張っている(釣り業界のことを考えて?)という旨の回答が返ってきました。
そんなめんどくさい理由つけないで、「面白いから、読んでるんだよ!」と言った方が、男らしくて、スッキリしませんかね?笑。
ついでに、釣り業界全体のことを考えているんだったら、そんな陰湿な女の腐ったの(セクハラでしょうか?)、ないしは小学生のような幼稚ないじめをしないよう、釣り人の人格形成をした方が、釣り業界全体のためになるのではないでしょうか。
少なくとも、私はそう思います。
ことほど左様に。
「釣り業界全体」というフレーズが使われる時、その裏にある欺瞞を感じてしまうのです。
「釣り業界全体のために、フェザーを自粛せよ」という提案。
これ、自分が釣れなくなるのが面白くないんじゃないかな。
本当にみんなに釣らせたいんだったら。
入漁料だけ払って、自分は釣りをしないとか。
放流基金に多額の寄付をするとか。
の方が、効果が高いんじゃないですかね。
でも、自分はたくさん釣りたいんですよね?
だったら、他の人の「たくさんつりたい」って気持ちも、認めてあげても良いような気がします。
というか、そうしないと、フェアでないでしょ。
フェザーでたくさん釣りたい人がいるんだったら、させてあげれば良いじゃないですか。
釣り場がレギュレーションで認めているなら。
それをアウトか、セーフか、判断するのは、釣り場のオーナーの仕事。
私たち釣り人は、そのルールの中で、めいいっぱい楽しめば良いんじゃないでしょうか。
「他人に迷惑をかけないように」って思うかもしれないけど、自分では気づかないうちに、他人に迷惑をかけていることって、あると思いますよ。
それを許しあって楽しく釣りをすれば良いんじゃないですか。
私は、一人で釣りをするのが好きなので、団体さんが大勢で来て、大声で話しながら釣りをしていたり、通路を塞いでいたり、挟み撃ちを受けた上、両隣で話されたりすると、「う〜む、、、」という気持ちになりますが、まあ、入漁料払ってるんだし、お互い楽しみに来てるんだしってことで、極力水を差さないように気をつけてはおります。
それは、自分が楽しく休日を過ごすためでもあります。
まだまだ書きたいことがありますが、明日の朝も早いので、今日は一旦ここで切ります。
ではまた。
禅玄道士

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昔、このブログでコメント欄を開放していた頃、ある方、私のブログのファンを自称する方から、こんな話をいただきました。
「釣り師なんて、みんな自分が一番だと思っているのだから、それでいいじゃないですか」と。
概ね、私もこの意見に賛成です。
ただ、「一番」というところは若干引っかかりますが、、、。
まあ、皆さん、自分は「ウマイ」と思ってるんじゃないですかね。
それでいいと思います。
「いや、自分はいつもトーナメントで打ちのめされて、下手さを痛感している」という方だって、自分に足りないものを補えば向上する、少なくとも、自分にはその素養があると思っているのではないでしょうか。
「いくらトーナメントに出ても上達しないし、いつかは優勝!なんてとんでもない!!」という方は、いたとしても、ごくごく少数の例外的存在ではないでしょうか。
みんなが「俺って釣りウマ!」と思っている世界が、平和でいいのではないでしょうか。
私は、そう思います。
ブログでも、タイトルや紹介文に、「初心者」や「ヘタ」と入れている方もいますが、その方のコメント欄に徐に現れて、「ホントにあなたはヘタ(初心者)」ですね」なんて言おうものなら、まあ、嫌われるでしょうね(「自分で言ったんやないか!」というツッコミを受け入れてくれるのでしょうか?)
ということは、、、。
あれは、嫌われないためのマーケティング戦略か、相手に攻められないための自己防衛策か、はたまた日本人の「謙譲の美徳」の実践でしょうか?
一番最後のかもしれないけど、だからと言って、それを他の人にも実践しろ、と強制するのはおかしいですよね(どこかでそんな文章を見たことがあります)。
朝霞ガーデンで、スプーンで20匹か30匹釣った時、「俺も成長したなあ、、、」と思いつつ記事を書きました。
まあ、最初に行った時が、3時間で3匹でしたからね。
Xスティックとか、極小プラグなんかを使って本気で釣って。
その「我ながら成長したなあ、、、」という気持ちが、文全体に溢れ出ていたのでしょうか。
「偶然だ」「たまたまだ」「朝霞なんて簡単だ」などのお言葉をいただきました。
こういう発言をする人の心理は、、、、なんだと思います?
少しずつ読み解いてまいりますので、皆さんも予想してくださいね。
さて、本題に入りましょう。
「釣りがウマイ」って、どんなことを言うのでしょうか。
同じ条件下で、他の人よりも多く釣ることでしょうか。
こう言うと、すぐにトーナメントを想像するかもしれません。
確かに、トーナメントは、できるだけ公平に、同じ条件下で競えるように工夫がされています。
確かに、同じトーナメントに出て、1回戦で敗退する人と、決勝まで勝ち進む人では、後者の方が、ウマイと言えるのかもしれませんね。
でも、釣りがウマイ人がみんな、トーナメントに出ているのでしょうか。
また、トーナメントに出てよく勝つ人が、いつも他の人よりも釣るのでしょうか(トーナメント以外のシーンでも)。
今まで釣りを長くしてきて、色んな人と一緒に釣りをしたり、遠くから近くから他人の釣りを眺めました。
その中には、トップトーナメンターや、雑誌にもよく出ている有名人、有名ブロガーなどもいます。
その中で、私が今まで、「この人、本当にウマイ」と思った人は、二人。
柏木さんと、いつか記事にしたうらたんの常連さんです。
どちらも、上の3つのどの範疇にも入ってないですね(柏木さんは、昔はよく雑誌に出てたけど)。
なぜこの人たちを上手いと思ったのか。
これもいつか記事にしましたが、柏木さんは、私たちの目の前で、津久井湖で、トップで岸からバスをヒットさせたこと。
うらたんの常連さんは、昼間にふらっときて、私を含めた他の人がすでに攻めたポイントを再び攻めて、ちゃんと結果を出すんですね。
つまり、二人とも、目の前で実際に釣って見せてくれてるんですよ。
キャストのうまさやルアーの選定の正しさ、巻きが一定であるのか、泳層が一定であるのか、、、など、諸々要素はあるのかもしれないけど、結局それが釣果につながっていないと、「上手い」と認識できないんですよね。
「上手い」とは、誰にとって「上手い」のか。
トーナメントの常勝者は、トーナメンターの間ではヒーローかもしれませんが、ネイティブの釣り人から見たらどうなのか?
また、釣りとは関係ない人から見たらどうなのか?
観光客が、二人の釣り人を同時に眺めていたとします。
一人はスプーンを使い、一人はフェザージグを使っていたとします。
スプーンの人が1匹釣る間に、フェザージグの人が5匹釣ったとします。
観光客から見て、どちらが「上手い」と見えるのでしょうか。
「いやいや、向こうが使っているのは、フェザージグだから!」という言い訳は、観光客には通じないと思います。
また、旅館などに泊まっても、聞かれるのは。
「釣れましたか?」ではないでしょうか。
一般人から見たら、関心ごとは、釣れたか、釣れないか、で、その中のこだわりというのは、どうでもいいことではないでしょうか。
だから「釣れ!」という訳でもないのですが、釣れると釣れないとでは、大きな隔たりがあるのではなかろうか、とは思うのですよ。
だから、「釣れる」ってことはすごく大切なことで、みんな早起きしてポイントを確保したり(中禅寺湖とか、すごいです)するのも、「少しでも自分がたくさん釣りたい!」っていう気持ちの表れではないでしょうか。
また、その気持ちが、自分の技術を磨こう、釣り師としての自分を向上させよう、という気持ちにもつながるのですから、一概に悪いこととは言えないと思います。
人は誰しも、多かれ少なかれ「自分は上手い」と考えているとは思うのですが、同時に、自分の隣にきた釣り人が、(自分よりも)上手い人なのかどうかも、察知するのかもしれませんね。
で、その人が、自分よりも下手に思えるのに、自分よりも釣ったとすると、、、。
「なんであんなに釣れるんだ」となります。
で、使っているルアーを確認して。
それがフェザージグだったりすると、「なるほどね」となります。
人によっては、「あんなルアーで爆釣するなんて、気分悪いな。禁止にしてほしい」と思うのかもしれません。
私も朝霞で、言われたことありますよ。「フロントフックとか、本当やめてほしい」って。聞こえるように。
私も、フロントフック仕様のルアーで何十匹かは釣っていますが、一度もスレがかりはないですよ(スローなためもあると思う)。
むしろ、「いったいこれで、どうやってスレがかりさせるんだ!?」と思うくらい。
スレがかりするやんけ!という気持ちもあるのかもしれないけど、縦釣りが釣れない釣りだったら、批判ももっと少ないと思う。
フェザーも、縦釣りも、「釣れるから」批判されている側面は、間違いなくあると思う。
どちらも、本当に上手くなるには、修練が必要(これ、すっごい昔に他人のコメント欄に書いたことがあります)ですが、確かに、「初心者にも釣りやすい」という側面があると思います。
批判されるのは、「俺より下手なはずのあいつが、自分より釣るのは許せん!」という気持ちも、ゼロではないと思います。
スプーンを駆使して沢山釣るのも、フェザーを使って沢山釣るのも、釣りとしては等価で、どちらがえらく、どちらが高尚ということはないと思います。
ただ、実際上、フェザーを禁止にしている釣り場が多いので、スプーンを使いこなせるようにした方が、行ける釣り場は増えるし、トーナメントにも参加しやすいですよね。
それだけの話じゃないでしょうか。
みんな自分が「上手い」と思い、それを認め合う気持ちがあれば、他人が自分より釣ろうが、隣の人がどれだけ釣ろうが、気にせず自分の世界に没頭すればいいんじゃないでしょうか。
なんで、他人が「俺は上手い!」というと腹が立つのか。
自分の立ち位置が危うくなるからじゃないですか。
ということは、多少の違いはあっても、同レベルですよ。
年の近い兄弟が喧嘩するのとおんなじです。
ボクシング部にいた時も、ものすごく強いやつと、ものすごく弱い奴の間には、イザコザは起きません。
強い者は強い者同士、弱い者同士は弱い者同士で張り合うものです。
だから「お前はヘタだ」「謙虚になれ」と私に言ってくる人は、残念ながらそのレベル、ってことですね。
本当にブッチギリで上手だったら、そんなこと言わないですよ。
コメントで、よくもらいましたよ。
「謙虚になれ」「俺の話を聞け(クレイジーケンバンドか?)」という旨のコメントを。
ストレス解消も兼ねて釣りをしているのに、なんであなたの承認欲求まで満たしてあげないといけないんですか。笑。
「お前のためだ」とおっしゃるかもしれませんが、、、どうぞお構いなく。
あなたの息子ではありません。笑。
反対にされたら、怒るクセに。笑。
あ、思い出した。
私のブログのこと。
ご存知の方もいるかもしれませんが、ちょっと前に、私のブログのことをすごくこき下ろした方がいて。
最後の方、もう私には構わないでくださいな、と言った時。
「彼のためを思って言っていることを、誰か理解させてくれ」と言っておりましたが、、、。
そうなの?
本気でそう思っているんだったら、やり方が本当にまずいですよね。
相手を頑なにさせてどうするんですか。
アレレ。
話が逸れてしまったよ。
誰かが、ブログ等で、「俺は上手い」的な空気を出している時に。
「お前なんか、大したことないよ」とわざわざ言ってくる人の心理の裏には。
ある種の「怯え」があるような気がします。
本当に自信があったら、そんなことはしないでしょう。
する必要がない。
みんな、上手。
少なくとも、そうなる可能性、土壌を持っている。
それで良いんじゃないですかね。
筆が進んできたついでに、一気に行ってしまいます。
「一日中『釣る』ためのルアーローテーション」の記事だったか。
いきなりフェザーやスティックを使ってしまうと、その後、ルアーの食いが悪くなる、ということを書きました。
大きめ、派手目のスプーンから初めて、徐々にアピールや重さを落として(この順番も間違えると、一日で釣れる量が変わってしまう)、スプーンとプラグをどの順番で使っていくかも考えて、仕上げにスティックやフェザーで釣り切る。
この楽しみ方なら、移動なしでも1日楽しめると思います。
「あの釣り人が釣った後は、ぺんぺん草も生えない」というのは、誉め言葉ですよね?
「他の釣り人のことも考えてほしい」とあなたは言うかもしれない。
では聞きますが、そのポイントで粘れば105匹釣れるはずなのに、あなたは5匹釣っただけで移動して、残りの100匹を他の釣り人に譲るのでしょうか?
いやいや、105匹釣って、「105匹釣ったぜ!このルアー(釣り場)最高!!」と、ブログに書くのではないでしょうか。
移動するのは、そのポイントで釣れなくなったから、他のポイントの方が釣れると思ったからで。
そう言う方が大多数だと思いますし、釣り人として自然の感情だと思います。
それで良いんじゃないですかね。
私の狭い経験の中での意見ですので、当たっているかどうか分からないし、学術的な裏付けがあるわけではない。
でも、「フェザーやスティックで一通り釣った後は、スプーンやクランクで中々釣りづらくなる」と言うのは、あると思います。
当時の記事には、魚の脳のある部分を刺激するのではないか、、、と言う自分の予想を書いておりましたが、この記述が正しいものかどうか、全くわかりません。
確かにそうですけど。
でも、それを言うのであれば、スプーンにせよ、クランクにせよ、先行者がいない方が圧倒的に釣れます。
それと同じじゃないですかね。
「釣り業界全体のことを考えて、、、」と言う方がいるかもしれませんが。
「釣り業界全体」って、どこからどこまでを指すんですかね?
フェザーを使う人も、釣具屋で買い物をし、入漁料を払って釣りをしているのでは?
釣り業界全体で思い出した。
昔、メールで直接やりとりしていた人に、「こんなクソブログ、辞めちまえ!」と言われました。
そうおっしゃるあなたの貴重な時間(人生の一部)を注いでいるので、「ひょっとして、あなたはクソ人生を生きているのですか?」と突っ込みたくなりましたけど、それは辞めておいて、「なぜ私のブログを読んでいるのでしょうか?」と尋ねると。
以前、私のブロブの間違った記述を鵜呑みにして、それをある講習会で披瀝して、参加者からイジメられ、それが原因で釣りをやめてしまった人がいる、そんなことがないように見張っている(釣り業界のことを考えて?)という旨の回答が返ってきました。
そんなめんどくさい理由つけないで、「面白いから、読んでるんだよ!」と言った方が、男らしくて、スッキリしませんかね?笑。
ついでに、釣り業界全体のことを考えているんだったら、そんな陰湿な女の腐ったの(セクハラでしょうか?)、ないしは小学生のような幼稚ないじめをしないよう、釣り人の人格形成をした方が、釣り業界全体のためになるのではないでしょうか。
少なくとも、私はそう思います。
ことほど左様に。
「釣り業界全体」というフレーズが使われる時、その裏にある欺瞞を感じてしまうのです。
「釣り業界全体のために、フェザーを自粛せよ」という提案。
これ、自分が釣れなくなるのが面白くないんじゃないかな。
本当にみんなに釣らせたいんだったら。
入漁料だけ払って、自分は釣りをしないとか。
放流基金に多額の寄付をするとか。
の方が、効果が高いんじゃないですかね。
でも、自分はたくさん釣りたいんですよね?
だったら、他の人の「たくさんつりたい」って気持ちも、認めてあげても良いような気がします。
というか、そうしないと、フェアでないでしょ。
フェザーでたくさん釣りたい人がいるんだったら、させてあげれば良いじゃないですか。
釣り場がレギュレーションで認めているなら。
それをアウトか、セーフか、判断するのは、釣り場のオーナーの仕事。
私たち釣り人は、そのルールの中で、めいいっぱい楽しめば良いんじゃないでしょうか。
「他人に迷惑をかけないように」って思うかもしれないけど、自分では気づかないうちに、他人に迷惑をかけていることって、あると思いますよ。
それを許しあって楽しく釣りをすれば良いんじゃないですか。
私は、一人で釣りをするのが好きなので、団体さんが大勢で来て、大声で話しながら釣りをしていたり、通路を塞いでいたり、挟み撃ちを受けた上、両隣で話されたりすると、「う〜む、、、」という気持ちになりますが、まあ、入漁料払ってるんだし、お互い楽しみに来てるんだしってことで、極力水を差さないように気をつけてはおります。
それは、自分が楽しく休日を過ごすためでもあります。
まだまだ書きたいことがありますが、明日の朝も早いので、今日は一旦ここで切ります。
ではまた。
禅玄道士

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