2024年01月18日
で、管理釣り場は、どうしたらいいの?
おはようございます。
超長文になりそうなので、今日が休みで良かったです。
私が尊敬する楠木建氏(一橋大学ビジネススクール教授)が。
「競争力の源泉は、他者との『違い』」とおっしゃっておられます。
管理釣り場の活路も、ここにあるのではないか、と。
さて、みなさんにより視野を広げてもらい、高い視座から物事を俯瞰していただくために、釣り以外の話題を取り上げます。
大学入試。
ご存知の方もいるかもしれませんが(このブログでも、多分書いた)、親の平均年収が一番高いのは、「東京大学」です。
高収入の人は、多分知性も高い(学歴も高い人が多い)し、知能は遺伝し、財力があれば、子供の教育にたっぷりとお金をかけられる(いい塾に行って、いい先生に教わることができる)。
この事実に対して、「そんなのおかしい!本人にやる気があるのであれば、学ぶ機会を平等に与えてやるのが、社会の役割ではないか!!」という意見も、あろうかと思います。
確かに、それはその通りではないかと思います。
貧困や低知性と言った負の連鎖が続くことは、社会の活性化を阻害する可能性があります。
でも、機会を与えたら、そういう子たちって、真面目に勉強するのですかね?(笑)。
中学校までは、義務教育ですから、誰でも教育を受ける権利があるのです。
その中で、本人は精一杯学んだのでしょうか?
中学校で、一番だったとか?
「塾に行ってねえから、できねえんだよ!」という方。
なるほど。
それはあるかもしれませんね。
私は「塾っ子」だったので、塾の有用性も熟知しております。
昔、フルコミッションの不動産仲介業者に勤めていたことがあります。
その当時の課長。
課長の中で、唯一、宅建を所有してなかった課長です(でも、営業力はめちゃくちゃありました)。
その課長に。
「俺も、哲人君ほど塾に行かせてもらったら、もっと勉強できただろうな」と言われました。
そうなんですかね?(笑)。
私は、その課長が、学校でも先生の言うことをよく聞いて勉強していたとは思わないし、塾に行ったからと行って、すごくできるようになるとは思いません。
結局は、自分なんですよ。
そんなに必死に勉強する人だったら、宅建だって、すぐに受かるんじゃないですかね。
もともと勉強が好きでないか、勉強には向いていないんですよ。
今は立派に経営者をされているので、営業力や、経営力はあると思いますけど。
お金を稼ぐ能力も、ありました。
それでいいんじゃないですかね。
自分の得意分野で頑張れば。
大学の話に戻ります。
「高学歴・高収入の親がいる(親ガチャで当たりを引いた)子供ばっかり、高学歴になるのはおかしい!」と言う主張に対して。
「そりゃそうだ」と、政府が施策を打ったとします。
「これからは、どこでも好きな大学に、誰でも入れるようにします。学費も政府が負担します」と言って。
どの大学も、二桁の足し算引き算が出来ればO.K.、be動詞と一般動詞をごちゃ混ぜにしてもO.K.、自分の名前が漢字でかければ受かっちゃう、と言う風にしたら、どうなるんでしょうか。
税金の負担が増えてしょうがないし、大学はますますレジャーランド化し、ますますアホな大学生が増えるんでしょうね。
生徒だって。
それまで、東大京大や早慶を目指して頑張っていた生徒は、「ちょっと待ってくれ」となるのではないでしょうか。
大学は、「高等教育」の場所です。
大学へ行くも行かないも自由。
勉強が嫌いな人は行かない。
少ししか勉強ができないけど、親が優しくて大学に行かせてくれる人はFラン大に。
多くの科目が飛び抜けて優秀な人は、東大や京大に。
少数の科目がよくできる人は早慶に。
行けば良いんじゃないですかね。
これ、管釣りも同じじゃないですかね。
まず、管釣りに行くも行かないも自由。
簡単に釣れる管釣りに行くも良し。
なかなか釣れない、上級者にしか釣れない管釣りに行くも良し。
好きなようにすれば良いのではないでしょうか。
それなのに、、、。
どうして、「管釣りは◯◯であるべき!」となるんでしょうか、、、、?
良くあるのが。
「初心者(ヘタクソ)に優しくあるべき」と言う論調。
どうしてですか?(笑)
まず、どうして初心者(ヘタクソ)は、初心者(ヘタクソ)なんでしょうか?
その理由を、考えたことがありますか?
私が何を言っても、説得力がないかもしれないので。
ここで、パウンド・フォー・パウンド(階級を問わず、誰が一番強いかを考えた順位)歴代1位と言われている、50戦50勝無敗で引退した、フロイド・メイウエザーの言葉を引用しましょう。
「お前が遊んでいる時も、俺は練習している。お前が寝ている時だって、俺は練習している。お前が練習している時は、もちろん俺も練習している」
メイウエザーは、世界で最も稼いでいるスポーツ選手で、1位になったこともあります(今なら、大谷翔平選手ですかね)。
豪邸に高級車を何台も並べて、「マネー」とあだ名される大富豪です。
世の中は、その華やかな一面しか見ませんが、それを成し遂げるための壮絶な努力には目を向けようとしません。
そこまでやる覚悟が、あなたにはありますか、と言う話です。
釣りの話に戻ると、上手い人は、それなりの努力をしてますよ。
下手な人とは、投入している資源(時間・エネルギー・お金も?)が違います。
アウトプット(結果)が違って当然です。
上手い人は、自分の人生を賭けて、釣りに情熱を投入してますよ。
あなたにその覚悟がありますか?と言う話です。
月に一度しか釣りに行かないのに、月に15日釣りに行く人と同じだけ釣りたいって、かなり無理があるのでは?
「そんなにたくさん釣りに行ける人ばかりではない」
「初心者の数の方が多いんだから、、、」
「釣りの裾野を拡げるためにも、、、」
色んな言葉が聞こえて来そうですが。
その状況を作ったのは、すべてあなた自身ですし、言い訳しているうちは、決して腕が劇的に向上することはないでしょう。
要は、自分がどうしたいか、ですよ。
で、管理釣り場。
「自分は下手だけど、たくさん釣りたい」という人は、そういう人に向けた釣り場に行くと良いんじゃないですかね。
日本イワナセンターとか、「上手い人も下手な人も平等に釣れるように」というコンセプトだから、良いんじゃないですかね。魚もウマイし。
子供連れであれば、宇都宮のアルクスポンドが良いですよ。
子供は道具をタダで借りられますし、子連れで行けば、子供に釣らせるべく、特別放流の上、スタッフが総出で釣らせてくれようとします。
探せば、腕の向上をしなくとも、数を釣れる釣り場は沢山あります。
でも、釣り人って、そんな人ばかりではないと思うんですよ。
「自分の釣りの腕を向上させたい。『道』を究めたい」という人も、少なからずいると思います。
そういう人が楽しめる釣り場も、あった方がいいんじゃないですかね?
上手くても下手でも同じように釣れる釣り場ばかりなら、「上手くなろう」というモチベーションが湧きづらいのではないでしょうか。
ついでに。
「いい道具を使わないと釣れない」って、そんなこと、あるんですかね?(笑)。
ステラで100匹釣る人が、アルテグラだと、3匹しか釣れないとか?(笑)。
ないですよね、、、。
あるとしても。
いいこところ、97〜98匹とか、最大限で見て、80匹。
桁を変えると、10匹と8匹。
「誤差」の範囲内じゃないですかね。
私が開成で11時半までに70匹釣った時(開成は、7時開始です)、同じ日に、3時間で1匹しか釣れなかった人もいました。
私の釣った時間を3時間に直すと、30:1以上の差がついてますよね。
これって、道具の差ですかね?
ただ、ハイエンドモデルの心地よさは、一度経験すると、後戻りできません。
所有欲を満たしてくれることも含めて。
だから、買う時には、覚悟してください。
「自分はもう、後戻りできない道へと一歩踏み出したのだ」と。
田辺さんが、「安物を買っても、すぐに物足りなくなるから、最初からいい物を買った方がいい」とおっしゃっていたのは、まさしく慧眼と言えるでしょう。
使いやすさの差はあれど、道具と釣果は関係ないですよ。
あったとしても、ごくわずかです。
初心者に優しく。
村田基氏(王様)が、「管理釣り場で、家族連れをトーナメンタが挟み撃ちして釣りまくり、家族連れが釣れなくなってしまった」というエピソードを、ご自身の動画で語っておられました。
これは当然、トーナメンタに批判的な文脈で語られているんですよね?
同様のことは、よく見かけます。
では、初心者が同じことやるのはO.K.なんですか?
早戸川の所でも書きましたけど、私が沢山釣れていると、初心者の集団やカップルに、よく挟み撃ちされますよ。
それはO.K.なんですか?
「初心者だから、大目に見てやれよ」という声が聞こえて来そうです。
何故?
管理釣り場の裾野を拡げるため?(笑)。
なんで、拡げる必要があるのでしょうか?
「それはお前、釣り業界の発展のためだよ」という声が聞こえて来そうですが、、、。
そんな節操もない人ばかり増やしても、しょうがないじゃないですか(笑)。
ハイエンドモデルをいっぱい買ってくれるマニアを増やした方が、釣り業界は潤うんじゃないでしょうか。
誰もが初めは「初心者」です。
その中のごく一部が、自己研鑽を重ね、ありとあらゆる資源を釣りに投下して、「釣りウマ」に成長していくのではないでしょうか。
一時的なブームに乗って、軽いノリの(魚も大切に扱わない)初心者を引き止めておくよりも、初期に選抜してしまった方が、初心者は時間を無駄にしないで済む、釣り場は魚を傷められない、上級者は迷惑をかけられないで、みんなハッピーではないでしょうか。
まあ、良いですよ。初心者がいても。
でも、そういう人は「初心者向け」の釣り場に行って、満足してもらうのが良いのではないでしょうか。
上級者向けの釣り場に行って、「上手い人しか釣れないのはおかしい!もっと放流しろ!!」というのは、、、、。
あの、どれくらい放流するかっていうのは、様々な要素が絡んだ重要な経営判断で、素人が口出しできるものではないと思うのですが、、、。
私も、後悔してますよ。
裾野に行き始めた頃、思うように釣れず、場長の飯塚さんに「釣れません」と言って放流してもらったこと。
裾野でようやく1日30匹(下池で)釣れるようになった頃、朝霞ガーデンに初めて行って、スティックとかを使っても3時間で3匹しか釣れず、びっくりして、社長に「今日のコンディションって、どうなんですか!?」と聞いてしまったこと。
社長は、「コンディションなんて、ねえよ!軽いスプーンで表層を引けば釣れるんだよ!!まあ、
ヘタクソは、軽いスプーンを投げられないんだろうけどな!!!」と、キッチリとヘタクソ認定されました。
後悔してます。
参考文献

今読んでいる、私が大好きなダニエル・ピンクの本。オススメです。面白いです。
釣れないのは、誰の責任でしょうか、、、、?(詳しくは、次号で)。
ところで。
当たり前のことですが。
釣り場も、「進化」してますよね。
だから、釣り人は、それを上回るスピードで「進化」しないと、どんどん釣れなくなります。
例えて言えば、下りのエスカレータに乗っているようなものですよ。
自分が変わらなければ、どんどん退化していきます。
マスは学習し、釣り道具は進化し、「釣れる方法」が見つかると、みんなこぞってマネしだす。
そして、「秘策」はあっという間に無効化するわけです(泣)。
それを、オープン当初のフレッシュ(アホともいう)なマスを釣りまくった経験を取り上げて、「昔は良かった」と言うのは、、、。
間違いであることに、気づかないのでしょうか。
その追体験を求めて、「もっと放流しろ(アホなマスをもっと入れろ)」と言うのは、、、。
自分が「進化」すれば、済む話じゃないですかね。
普通に進めば、「管理釣り場」は。どんどん難化するのが、自然な流れです。
それで良いんじゃないですかね。
道具によってつく差は微差であると、上で述べましたが。
仮にそれが「大差」だとして。
それが何だって言うんですか。
それが嫌なら、自分もお金を使う優先順位を変えて良い道具を揃えるか、「あきらめる」しか、ないんじゃないですかね(それも人生の選択です)。
仮に、管釣り関連の道具や入漁料が高騰して、年収5千万以上の人でないと手を出せないような趣味になったとしたら、、、。
私は、アッサリ諦めて、他の趣味に鞍替えしますよ。
ええ、自分の道具は、金持ちに高い金額で売ってね。
欲しいものは、高いお金を出してでも買うのが、「金持ち」です。
そうなったらなったで、仕方ないんじゃないですかね。
時代の流れには、逆らえないですよ。
私たちは、「時代の流れ」と言う川の中を泳ぐ、1匹の魚に過ぎないんですから。
川の流れを、うまく泳ぎたいですね。
さて、結論です(以前にも述べたと思いますが)。
管釣りは、初心者向け、上級者向け、数釣り志向、大物志向など、「個性」を尖らせて、打ち出せば良いのではないでしょうか。
釣り人は、「自分が何をしたいのか」を今一度よく考え、それにあった釣り場を選んで楽しめば良いのではないでしょうか。
あれ、結論は、短いですね(笑)。
記事のボリュームは大きくなりましたが。
それでは、ごきげんよう。
釣哲人
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私が尊敬する楠木建氏(一橋大学ビジネススクール教授)が。
「競争力の源泉は、他者との『違い』」とおっしゃっておられます。
管理釣り場の活路も、ここにあるのではないか、と。
さて、みなさんにより視野を広げてもらい、高い視座から物事を俯瞰していただくために、釣り以外の話題を取り上げます。
大学入試。
ご存知の方もいるかもしれませんが(このブログでも、多分書いた)、親の平均年収が一番高いのは、「東京大学」です。
高収入の人は、多分知性も高い(学歴も高い人が多い)し、知能は遺伝し、財力があれば、子供の教育にたっぷりとお金をかけられる(いい塾に行って、いい先生に教わることができる)。
この事実に対して、「そんなのおかしい!本人にやる気があるのであれば、学ぶ機会を平等に与えてやるのが、社会の役割ではないか!!」という意見も、あろうかと思います。
確かに、それはその通りではないかと思います。
貧困や低知性と言った負の連鎖が続くことは、社会の活性化を阻害する可能性があります。
でも、機会を与えたら、そういう子たちって、真面目に勉強するのですかね?(笑)。
中学校までは、義務教育ですから、誰でも教育を受ける権利があるのです。
その中で、本人は精一杯学んだのでしょうか?
中学校で、一番だったとか?
「塾に行ってねえから、できねえんだよ!」という方。
なるほど。
それはあるかもしれませんね。
私は「塾っ子」だったので、塾の有用性も熟知しております。
昔、フルコミッションの不動産仲介業者に勤めていたことがあります。
その当時の課長。
課長の中で、唯一、宅建を所有してなかった課長です(でも、営業力はめちゃくちゃありました)。
その課長に。
「俺も、哲人君ほど塾に行かせてもらったら、もっと勉強できただろうな」と言われました。
そうなんですかね?(笑)。
私は、その課長が、学校でも先生の言うことをよく聞いて勉強していたとは思わないし、塾に行ったからと行って、すごくできるようになるとは思いません。
結局は、自分なんですよ。
そんなに必死に勉強する人だったら、宅建だって、すぐに受かるんじゃないですかね。
もともと勉強が好きでないか、勉強には向いていないんですよ。
今は立派に経営者をされているので、営業力や、経営力はあると思いますけど。
お金を稼ぐ能力も、ありました。
それでいいんじゃないですかね。
自分の得意分野で頑張れば。
大学の話に戻ります。
「高学歴・高収入の親がいる(親ガチャで当たりを引いた)子供ばっかり、高学歴になるのはおかしい!」と言う主張に対して。
「そりゃそうだ」と、政府が施策を打ったとします。
「これからは、どこでも好きな大学に、誰でも入れるようにします。学費も政府が負担します」と言って。
どの大学も、二桁の足し算引き算が出来ればO.K.、be動詞と一般動詞をごちゃ混ぜにしてもO.K.、自分の名前が漢字でかければ受かっちゃう、と言う風にしたら、どうなるんでしょうか。
税金の負担が増えてしょうがないし、大学はますますレジャーランド化し、ますますアホな大学生が増えるんでしょうね。
生徒だって。
それまで、東大京大や早慶を目指して頑張っていた生徒は、「ちょっと待ってくれ」となるのではないでしょうか。
大学は、「高等教育」の場所です。
大学へ行くも行かないも自由。
勉強が嫌いな人は行かない。
少ししか勉強ができないけど、親が優しくて大学に行かせてくれる人はFラン大に。
多くの科目が飛び抜けて優秀な人は、東大や京大に。
少数の科目がよくできる人は早慶に。
行けば良いんじゃないですかね。
これ、管釣りも同じじゃないですかね。
まず、管釣りに行くも行かないも自由。
簡単に釣れる管釣りに行くも良し。
なかなか釣れない、上級者にしか釣れない管釣りに行くも良し。
好きなようにすれば良いのではないでしょうか。
それなのに、、、。
どうして、「管釣りは◯◯であるべき!」となるんでしょうか、、、、?
良くあるのが。
「初心者(ヘタクソ)に優しくあるべき」と言う論調。
どうしてですか?(笑)
まず、どうして初心者(ヘタクソ)は、初心者(ヘタクソ)なんでしょうか?
その理由を、考えたことがありますか?
私が何を言っても、説得力がないかもしれないので。
ここで、パウンド・フォー・パウンド(階級を問わず、誰が一番強いかを考えた順位)歴代1位と言われている、50戦50勝無敗で引退した、フロイド・メイウエザーの言葉を引用しましょう。
「お前が遊んでいる時も、俺は練習している。お前が寝ている時だって、俺は練習している。お前が練習している時は、もちろん俺も練習している」
メイウエザーは、世界で最も稼いでいるスポーツ選手で、1位になったこともあります(今なら、大谷翔平選手ですかね)。
豪邸に高級車を何台も並べて、「マネー」とあだ名される大富豪です。
世の中は、その華やかな一面しか見ませんが、それを成し遂げるための壮絶な努力には目を向けようとしません。
そこまでやる覚悟が、あなたにはありますか、と言う話です。
釣りの話に戻ると、上手い人は、それなりの努力をしてますよ。
下手な人とは、投入している資源(時間・エネルギー・お金も?)が違います。
アウトプット(結果)が違って当然です。
上手い人は、自分の人生を賭けて、釣りに情熱を投入してますよ。
あなたにその覚悟がありますか?と言う話です。
月に一度しか釣りに行かないのに、月に15日釣りに行く人と同じだけ釣りたいって、かなり無理があるのでは?
「そんなにたくさん釣りに行ける人ばかりではない」
「初心者の数の方が多いんだから、、、」
「釣りの裾野を拡げるためにも、、、」
色んな言葉が聞こえて来そうですが。
その状況を作ったのは、すべてあなた自身ですし、言い訳しているうちは、決して腕が劇的に向上することはないでしょう。
要は、自分がどうしたいか、ですよ。
で、管理釣り場。
「自分は下手だけど、たくさん釣りたい」という人は、そういう人に向けた釣り場に行くと良いんじゃないですかね。
日本イワナセンターとか、「上手い人も下手な人も平等に釣れるように」というコンセプトだから、良いんじゃないですかね。魚もウマイし。
子供連れであれば、宇都宮のアルクスポンドが良いですよ。
子供は道具をタダで借りられますし、子連れで行けば、子供に釣らせるべく、特別放流の上、スタッフが総出で釣らせてくれようとします。
探せば、腕の向上をしなくとも、数を釣れる釣り場は沢山あります。
でも、釣り人って、そんな人ばかりではないと思うんですよ。
「自分の釣りの腕を向上させたい。『道』を究めたい」という人も、少なからずいると思います。
そういう人が楽しめる釣り場も、あった方がいいんじゃないですかね?
上手くても下手でも同じように釣れる釣り場ばかりなら、「上手くなろう」というモチベーションが湧きづらいのではないでしょうか。
ついでに。
「いい道具を使わないと釣れない」って、そんなこと、あるんですかね?(笑)。
ステラで100匹釣る人が、アルテグラだと、3匹しか釣れないとか?(笑)。
ないですよね、、、。
あるとしても。
いいこところ、97〜98匹とか、最大限で見て、80匹。
桁を変えると、10匹と8匹。
「誤差」の範囲内じゃないですかね。
私が開成で11時半までに70匹釣った時(開成は、7時開始です)、同じ日に、3時間で1匹しか釣れなかった人もいました。
私の釣った時間を3時間に直すと、30:1以上の差がついてますよね。
これって、道具の差ですかね?
ただ、ハイエンドモデルの心地よさは、一度経験すると、後戻りできません。
所有欲を満たしてくれることも含めて。
だから、買う時には、覚悟してください。
「自分はもう、後戻りできない道へと一歩踏み出したのだ」と。
田辺さんが、「安物を買っても、すぐに物足りなくなるから、最初からいい物を買った方がいい」とおっしゃっていたのは、まさしく慧眼と言えるでしょう。
使いやすさの差はあれど、道具と釣果は関係ないですよ。
あったとしても、ごくわずかです。
初心者に優しく。
村田基氏(王様)が、「管理釣り場で、家族連れをトーナメンタが挟み撃ちして釣りまくり、家族連れが釣れなくなってしまった」というエピソードを、ご自身の動画で語っておられました。
これは当然、トーナメンタに批判的な文脈で語られているんですよね?
同様のことは、よく見かけます。
では、初心者が同じことやるのはO.K.なんですか?
早戸川の所でも書きましたけど、私が沢山釣れていると、初心者の集団やカップルに、よく挟み撃ちされますよ。
それはO.K.なんですか?
「初心者だから、大目に見てやれよ」という声が聞こえて来そうです。
何故?
管理釣り場の裾野を拡げるため?(笑)。
なんで、拡げる必要があるのでしょうか?
「それはお前、釣り業界の発展のためだよ」という声が聞こえて来そうですが、、、。
そんな節操もない人ばかり増やしても、しょうがないじゃないですか(笑)。
ハイエンドモデルをいっぱい買ってくれるマニアを増やした方が、釣り業界は潤うんじゃないでしょうか。
誰もが初めは「初心者」です。
その中のごく一部が、自己研鑽を重ね、ありとあらゆる資源を釣りに投下して、「釣りウマ」に成長していくのではないでしょうか。
一時的なブームに乗って、軽いノリの(魚も大切に扱わない)初心者を引き止めておくよりも、初期に選抜してしまった方が、初心者は時間を無駄にしないで済む、釣り場は魚を傷められない、上級者は迷惑をかけられないで、みんなハッピーではないでしょうか。
まあ、良いですよ。初心者がいても。
でも、そういう人は「初心者向け」の釣り場に行って、満足してもらうのが良いのではないでしょうか。
上級者向けの釣り場に行って、「上手い人しか釣れないのはおかしい!もっと放流しろ!!」というのは、、、、。
あの、どれくらい放流するかっていうのは、様々な要素が絡んだ重要な経営判断で、素人が口出しできるものではないと思うのですが、、、。
私も、後悔してますよ。
裾野に行き始めた頃、思うように釣れず、場長の飯塚さんに「釣れません」と言って放流してもらったこと。
裾野でようやく1日30匹(下池で)釣れるようになった頃、朝霞ガーデンに初めて行って、スティックとかを使っても3時間で3匹しか釣れず、びっくりして、社長に「今日のコンディションって、どうなんですか!?」と聞いてしまったこと。
社長は、「コンディションなんて、ねえよ!軽いスプーンで表層を引けば釣れるんだよ!!まあ、
ヘタクソは、軽いスプーンを投げられないんだろうけどな!!!」と、キッチリとヘタクソ認定されました。
後悔してます。
参考文献
今読んでいる、私が大好きなダニエル・ピンクの本。オススメです。面白いです。
釣れないのは、誰の責任でしょうか、、、、?(詳しくは、次号で)。
ところで。
当たり前のことですが。
釣り場も、「進化」してますよね。
だから、釣り人は、それを上回るスピードで「進化」しないと、どんどん釣れなくなります。
例えて言えば、下りのエスカレータに乗っているようなものですよ。
自分が変わらなければ、どんどん退化していきます。
マスは学習し、釣り道具は進化し、「釣れる方法」が見つかると、みんなこぞってマネしだす。
そして、「秘策」はあっという間に無効化するわけです(泣)。
それを、オープン当初のフレッシュ(アホともいう)なマスを釣りまくった経験を取り上げて、「昔は良かった」と言うのは、、、。
間違いであることに、気づかないのでしょうか。
その追体験を求めて、「もっと放流しろ(アホなマスをもっと入れろ)」と言うのは、、、。
自分が「進化」すれば、済む話じゃないですかね。
普通に進めば、「管理釣り場」は。どんどん難化するのが、自然な流れです。
それで良いんじゃないですかね。
道具によってつく差は微差であると、上で述べましたが。
仮にそれが「大差」だとして。
それが何だって言うんですか。
それが嫌なら、自分もお金を使う優先順位を変えて良い道具を揃えるか、「あきらめる」しか、ないんじゃないですかね(それも人生の選択です)。
仮に、管釣り関連の道具や入漁料が高騰して、年収5千万以上の人でないと手を出せないような趣味になったとしたら、、、。
私は、アッサリ諦めて、他の趣味に鞍替えしますよ。
ええ、自分の道具は、金持ちに高い金額で売ってね。
欲しいものは、高いお金を出してでも買うのが、「金持ち」です。
そうなったらなったで、仕方ないんじゃないですかね。
時代の流れには、逆らえないですよ。
私たちは、「時代の流れ」と言う川の中を泳ぐ、1匹の魚に過ぎないんですから。
川の流れを、うまく泳ぎたいですね。
さて、結論です(以前にも述べたと思いますが)。
管釣りは、初心者向け、上級者向け、数釣り志向、大物志向など、「個性」を尖らせて、打ち出せば良いのではないでしょうか。
釣り人は、「自分が何をしたいのか」を今一度よく考え、それにあった釣り場を選んで楽しめば良いのではないでしょうか。
あれ、結論は、短いですね(笑)。
記事のボリュームは大きくなりましたが。
それでは、ごきげんよう。
釣哲人
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