2021年12月31日
管釣りの楽しさって何?その5:
この話をする前に、自分の仕事の話をせねばなるまい。
私が管釣りを本格的に始めたのは、予備校の仕事を離れ、不動産・建築の仕事に移り始めた時です。
予備校の仕事をしていた時は、空いた時間はほとんど予習で消えてましたから、のんびり釣りを楽しむ余裕なんてなかったです。
私のようなペーペーでも、時給六千円スタートで、90分の授業をやれば9千円から貰えたので、いい実入りでしたよ。
1日5コマこなせば、4万5千円。
実家暮らしをしていた時は、毎月50万円の貯金が出来ました。
毎授業毎授業が勝負なので、釣りをやる余裕は、とてもなかったですね。
しばらくして、仕事が忙し過ぎるので、当時住んでいた座間から予備校のある川崎に引っ越しました。
朝、川崎で朝から3コマやって、夕方、仙台へ移動。
もちろん、新幹線を待つ間も予習で、夜、ホテルでも予習。
翌日は、朝一から300人を超える教室で講義、夕方は、現役生の東大クラスの授業があるので、気が抜けません(講師室で寝ていることも多かったですが)。
夕方、授業を終えて新幹線と東海道線で川崎まで帰って、徹夜で予習して、次の日は朝一から町田で2コマ。
そこから移動して、サウナに入って仮眠して、夕方から、現役生の授業を2コマ。
授業中に気を失って、どこをやっていたのか分からなくなり、生徒に聞いたこともあります。
この頃通っていた鍼の先生には、「このまま仕事を続けていくと死ぬので、今すぐに仕事をやめなさい」と言われておりました。
そんな状況で、授業のクオリティを維持するのは難しく、翌年からコマも激減、他の仕事への道を考えるキッカケになりました。
結婚を意識し出したのもあったのですが。
予備校の仕事から不動産の仕事へ移行した時は、当然、下っ端の仕事から。
それまで300人以上の生徒を前に授業をしていた充実感から、正直、ちょっと情けない気持ちにもなりましたね。
それを打開する方策として、「釣り」が位置していました。
釣りは、全部自分の思い通りにできる。
そして、「自分自身の成長」を感じられる。
人間は、「成長」を追い求めるものですよ(特に私の場合は、そうです)。
私にとって「釣り」とは、「気晴らし」というよりもむしろ、「自分を鍛え、成長させる場」だったのです。
だから、ふざけ半分にやっている人をみると、頭に来ちゃう。
釣りに対する立ち位置も、人それぞれなので、ほっとけよ、という話なんですけどね。
私が管釣りを離れて、自然湖・自然河川に移行していったのも、そんな「成長」を求める気持ち・行動の一環です。
当時勤めていた会社では、営業になって1年で社内トップになり、大いに稼ぎ(といっても、サラリーマンの数倍程度ですが。億には届いてません)、借金も全部返済し、釣り具も買いたいだけ買えるようになりました。
普段、釣り具が欲しいと思ってもなかなか買えない人は、「いいなあ」と思うかもしれませんが、、、。
思ったものが何でも買える状況というのは、、、。
それほど楽しいものでもないですよ。
「買えない」状況があるから、「やっと買えた状況」を嬉しく思えるのです。
辛いことがあるから、嬉しいことがあった時、幸せが倍増するのと同じですよ。
釣れない時があるから、釣れた時の喜びが一層大きい。
禍福はあざなえる縄のごとし。
影があるから、光が一層輝きを増すのです。
何でも買えると、ちょっとした不満や不足で次を買うので、一つの道具を使いこなす暇がなくなります。
どんなにたくさん道具を持っていても、一度に使えるのは1種のみ。
道具が増えれば、管理も大変だし、運搬も大変。
魚や自然と向き合うよりも、道具と向き合うことに労力を使うことになります。
一つの道具をアレコレ工夫して使うことも少なくなりますし、一つの道具の多面的な側面を見失ってしまいます。
欲しい道具があれば、少し時間をおいて自分を焦らすか、ギリギリまで我慢した方が、喜びが大きくなると思います(全く説得力がないことは自覚しております)。
私の場合は、一つの経験としてよかったかな、とは思っております。
メルカリで安く出して、多くの方にも喜んでもらえたし。
管理釣り場→自然フィールドに移行していったのは、、、。
仕事に対して、行き詰まりを感じていたことと無縁ではないと思います。
ある程度稼いだら、満足してしまったんですね。
そうすると、昔のようなハングリーな気持ちはない。
そんなことよりも、社内の人との、だれた関係の方が気になってくる。
会社の体制も変わってきたし、、、(上場を目指し、管理体制が強化されてきた)。
これは、自分のエネルギー発散場所、成長を求める場所を、外に求めるしかないかな、という気持ちになってきました。
トーナメントは嫌だし、色んな管釣りに行って、色んなゲイム(主にスプゥーン)を楽しんできた。
もう、やることもあまりないかな、とも。
あ、そうそう。
行った釣り場、いくつかもれてましたね。
青森県八戸市のU.K.
ここはスゴイですよ。
数も釣れるし、大物もいる。
ハマれば、入れ食い。
100匹は当たり前。
慣れた人なら、200は行くでしょう。
小型ばかりではないんですよ。
夕刻、ミノーのトゥイッチで攻めると、50cmクラスがバンバン釣れる。
イトウ池を初めて攻めた時には、土管みたいなイトウがいきなり掛かって、杭に巻かれてアッサリ切られましたよ(悔しくて、その夜に、5lbのフロロを巻くためのヴァンキッシュ2500 HGSを買いました)。
ある日、イトウ池に、余ったレギュラ・サイズのニジマスを大量に放流しており、まさに入れ食い。
1時間で50匹ほど釣れました。
この時も、2chに「そんなに釣れる訳ねえだろ」と落書きしていた人がいましたが、U.K.を知っている人なら、無きにしも非ずということが理解できるでしょう(実際、そういうコメントもありました)。
私はU.K.に行く時には、いつも駅前のホテルに泊まり、レンタカーで行っておりました。
このホテルの近くにある居酒屋の刺身が、また美味い!
高いけどね。
途中にある温泉は、安価で良いですよ。
距離があるので、頻繁に行くのは難しいですが、管釣りをやる方は、一生に一度は行って欲しい。
「最高の管理釣り場だ!」と思うことでしょう。
魚も美味いそうです。
アルクスポンド宇都宮。
数はそんなに釣れないけれど、レギュラ・サイズが大きくて、スタッフがとにかく親切。
ヴァルケイン製品も多数揃っております。
子供を連れて行くなら、ここかな、という感じがします。
鬼怒川F.A.
大物エリアとして有名ですが、私はちょっと苦手です。
最初に行った時の印象が悪く。
行くとしたら、ボトムを徹底的に攻めるかな。
同じ大物エリアなら。
408club。
ここは一時期ハマりましたね。
何と言っても、その魚の大きさが。
難しいと言われますが、私、10回ほど行ってますけど、ボウズは一度もないですよ(フェザーやトルネード、豆は使ってません)。
加賀F.A.。
無難に楽しめる釣り場ですね。
以前の方が、レギュラ・サイズが大きく、大物も含めて色んな魚種が釣れるので、好きでした。
今は、普通のよく釣れる管釣りになっちゃったんですかね。
元田養鱒場。
コンクリートプールで、レギュレーションが厳しい。
放流を頻繁にしてくれるので、よく釣れます。
少人数しか入られず、料金はやや高め(4時間で3500円、8時間で6000円くらいだったかな?)。
その場で、塩焼き・唐揚げにしてくれるところがポイント高い。
子供を連れて行っても大丈夫なところ。
わが子供(長男)は、「また行きたい」と申しております。
ここに行った帰りに、父親の逝去を行ったんだよな、、、。
母親から、5回くらい不在通信が入っていました。
釣りに夢中になっていたんですね。
あれれ。
また長くなってしまいました。
今回は、管釣りを離れるキッカケになったのが、仕事での成長に限界を感じ、成長の場を釣りに求めた、ということがメインです。
次回(来年か?)は、自然フィールドにハマっ行く様子、できればトーナメントまで書きたいと思います。
本年も、ありがとうございます。
釣哲人
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予備校の仕事をしていた時は、空いた時間はほとんど予習で消えてましたから、のんびり釣りを楽しむ余裕なんてなかったです。
私のようなペーペーでも、時給六千円スタートで、90分の授業をやれば9千円から貰えたので、いい実入りでしたよ。
1日5コマこなせば、4万5千円。
実家暮らしをしていた時は、毎月50万円の貯金が出来ました。
毎授業毎授業が勝負なので、釣りをやる余裕は、とてもなかったですね。
しばらくして、仕事が忙し過ぎるので、当時住んでいた座間から予備校のある川崎に引っ越しました。
朝、川崎で朝から3コマやって、夕方、仙台へ移動。
もちろん、新幹線を待つ間も予習で、夜、ホテルでも予習。
翌日は、朝一から300人を超える教室で講義、夕方は、現役生の東大クラスの授業があるので、気が抜けません(講師室で寝ていることも多かったですが)。
夕方、授業を終えて新幹線と東海道線で川崎まで帰って、徹夜で予習して、次の日は朝一から町田で2コマ。
そこから移動して、サウナに入って仮眠して、夕方から、現役生の授業を2コマ。
授業中に気を失って、どこをやっていたのか分からなくなり、生徒に聞いたこともあります。
この頃通っていた鍼の先生には、「このまま仕事を続けていくと死ぬので、今すぐに仕事をやめなさい」と言われておりました。
そんな状況で、授業のクオリティを維持するのは難しく、翌年からコマも激減、他の仕事への道を考えるキッカケになりました。
結婚を意識し出したのもあったのですが。
予備校の仕事から不動産の仕事へ移行した時は、当然、下っ端の仕事から。
それまで300人以上の生徒を前に授業をしていた充実感から、正直、ちょっと情けない気持ちにもなりましたね。
それを打開する方策として、「釣り」が位置していました。
釣りは、全部自分の思い通りにできる。
そして、「自分自身の成長」を感じられる。
人間は、「成長」を追い求めるものですよ(特に私の場合は、そうです)。
私にとって「釣り」とは、「気晴らし」というよりもむしろ、「自分を鍛え、成長させる場」だったのです。
だから、ふざけ半分にやっている人をみると、頭に来ちゃう。
釣りに対する立ち位置も、人それぞれなので、ほっとけよ、という話なんですけどね。
私が管釣りを離れて、自然湖・自然河川に移行していったのも、そんな「成長」を求める気持ち・行動の一環です。
当時勤めていた会社では、営業になって1年で社内トップになり、大いに稼ぎ(といっても、サラリーマンの数倍程度ですが。億には届いてません)、借金も全部返済し、釣り具も買いたいだけ買えるようになりました。
普段、釣り具が欲しいと思ってもなかなか買えない人は、「いいなあ」と思うかもしれませんが、、、。
思ったものが何でも買える状況というのは、、、。
それほど楽しいものでもないですよ。
「買えない」状況があるから、「やっと買えた状況」を嬉しく思えるのです。
辛いことがあるから、嬉しいことがあった時、幸せが倍増するのと同じですよ。
釣れない時があるから、釣れた時の喜びが一層大きい。
禍福はあざなえる縄のごとし。
影があるから、光が一層輝きを増すのです。
何でも買えると、ちょっとした不満や不足で次を買うので、一つの道具を使いこなす暇がなくなります。
どんなにたくさん道具を持っていても、一度に使えるのは1種のみ。
道具が増えれば、管理も大変だし、運搬も大変。
魚や自然と向き合うよりも、道具と向き合うことに労力を使うことになります。
一つの道具をアレコレ工夫して使うことも少なくなりますし、一つの道具の多面的な側面を見失ってしまいます。
欲しい道具があれば、少し時間をおいて自分を焦らすか、ギリギリまで我慢した方が、喜びが大きくなると思います(全く説得力がないことは自覚しております)。
私の場合は、一つの経験としてよかったかな、とは思っております。
メルカリで安く出して、多くの方にも喜んでもらえたし。
管理釣り場→自然フィールドに移行していったのは、、、。
仕事に対して、行き詰まりを感じていたことと無縁ではないと思います。
ある程度稼いだら、満足してしまったんですね。
そうすると、昔のようなハングリーな気持ちはない。
そんなことよりも、社内の人との、だれた関係の方が気になってくる。
会社の体制も変わってきたし、、、(上場を目指し、管理体制が強化されてきた)。
これは、自分のエネルギー発散場所、成長を求める場所を、外に求めるしかないかな、という気持ちになってきました。
トーナメントは嫌だし、色んな管釣りに行って、色んなゲイム(主にスプゥーン)を楽しんできた。
もう、やることもあまりないかな、とも。
あ、そうそう。
行った釣り場、いくつかもれてましたね。
青森県八戸市のU.K.
ここはスゴイですよ。
数も釣れるし、大物もいる。
ハマれば、入れ食い。
100匹は当たり前。
慣れた人なら、200は行くでしょう。
小型ばかりではないんですよ。
夕刻、ミノーのトゥイッチで攻めると、50cmクラスがバンバン釣れる。
イトウ池を初めて攻めた時には、土管みたいなイトウがいきなり掛かって、杭に巻かれてアッサリ切られましたよ(悔しくて、その夜に、5lbのフロロを巻くためのヴァンキッシュ2500 HGSを買いました)。
ある日、イトウ池に、余ったレギュラ・サイズのニジマスを大量に放流しており、まさに入れ食い。
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鬼怒川F.A.
大物エリアとして有名ですが、私はちょっと苦手です。
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行くとしたら、ボトムを徹底的に攻めるかな。
同じ大物エリアなら。
408club。
ここは一時期ハマりましたね。
何と言っても、その魚の大きさが。
難しいと言われますが、私、10回ほど行ってますけど、ボウズは一度もないですよ(フェザーやトルネード、豆は使ってません)。
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無難に楽しめる釣り場ですね。
以前の方が、レギュラ・サイズが大きく、大物も含めて色んな魚種が釣れるので、好きでした。
今は、普通のよく釣れる管釣りになっちゃったんですかね。
元田養鱒場。
コンクリートプールで、レギュレーションが厳しい。
放流を頻繁にしてくれるので、よく釣れます。
少人数しか入られず、料金はやや高め(4時間で3500円、8時間で6000円くらいだったかな?)。
その場で、塩焼き・唐揚げにしてくれるところがポイント高い。
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ここに行った帰りに、父親の逝去を行ったんだよな、、、。
母親から、5回くらい不在通信が入っていました。
釣りに夢中になっていたんですね。
あれれ。
また長くなってしまいました。
今回は、管釣りを離れるキッカケになったのが、仕事での成長に限界を感じ、成長の場を釣りに求めた、ということがメインです。
次回(来年か?)は、自然フィールドにハマっ行く様子、できればトーナメントまで書きたいと思います。
本年も、ありがとうございます。
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2021年12月31日
感謝:
今年、出会った全ての魚に。
今年、釣り場で出会った全ての人に。
今年、釣り場、そして釣りの行き帰りで見た全ての光景に。
今年、新しく仲間入りした釣道具に。
そして、私の手を離れ、新たな地に旅立って行った道具に。
来年も、皆様の毎日が笑顔と愛と感謝に溢れておりますように。
来年も、感動の日々が待っていますように。
釣哲人
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Posted by Mr. Intelligence at
20:47