ウラBKTS

「男」シリーズです。

釣りは、「男の世界」で、良いですよね。

中禅寺湖では。

「極力、立ち込まないようにした方がいい」という越後屋のご主人の教えに、私は従っております。

魚に、いらぬ警戒心を与えるだけだからです。

自ら、釣れない要因を作っているとも言える。

しかし、場所によっては。

立ち込んで釣った方がいい場所も、確かにある。

そういう時、何に気をつけるか。

出来るだけ音を立てず、波も立てず、水中の石などにぶつからないように気をつけます。

もちろん、魚に気づかれないようにする為です。

水中は、空気中の何倍も、振動が伝わりやすいものです。

魚は、当たり前ですが、水中にいますよね？

だから、振動が伝わらないよう、細心の注意を払う必要があります。

これは、水辺の岸や、ボート上でも同様です。

たまにいますよね。

ジャバジャバ、水に入っていく人。

私は、そういう人を見ると、「この人、釣れないんだろうな」という印象を持ちます。

実際、そういう人が目の前で釣るのを見るのは、稀です。

ま、元々、中禅寺湖はヒット率が低いので、しょうがないとも言えるのですが。

しかし、「良く釣れる（と言っても昔の）」うらたんで、経験してますよ。

うらたん、昔は空いていたんですけど。

対岸で釣りをしているのに、川辺をドタドタ音を立てて、歩く人がいるんですよ。

当然、振動は水中に伝わり、人影も映ります。

しばらく、釣れなくなりますね。

そういうことする人が、うらたんでも、たくさん釣るのを見たことがありません。

こういう人たちに共通する特徴。

「思考が浅い」。

悪気があってやっているわけでなく、そこまで神経が回らないのでしょう。

釣りたい気持ちが強く、もっと言えば、「自分が釣れればいい」という気持ちが強く、視野狭窄に陥っているのでしょう。

当然、多角的な視点を持った判断や、抽象度の高い思考など、望むべくもない。

細かいところまで、神経が及ばないのですよ。

ひと言で言ってしまえば、「フィッシング・インテリジェンス」が、低いのですよ。

「フィッシングIQ」と言ってもいい。

話し声はどうか。

空気中の振動は、水中には伝わりづらいけど、、、。

周りに第三者がいるのに、仲間内との会話に興じて、大声をあげる姿を見ると、フィッシングどころか、ただのインテリジェンスが低いのではないかと思ってしまう。

電話で、仕事の話をしながら釣りをする人もいますよね、、、、。

これに至っては、、、、。

昔、新宿の会社に勤めている頃。

「コンプライアンス委員」に、選出されました。

その会議の際に。

「情報管理の観点から、そして、マナーとしても、（他社の人がいる）エレベータ内で、仕事の会話をするのをやめましょう」という意見を出して、好評価されたことがありました。

社会人としては、常識ですよね。

釣り人は、社会人としての常識が欠けている人が多いのか？（そうであって欲しくない）。

魚は、命がけで遊んでくれます。

こちらも、それ相応の覚悟を持って臨むのが筋ではないでしょうか。

周りの人も含め、隅々まで気を配って楽しみましょう。

釣哲人

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